ハンズマンの人工芝が凄い！切り売りや2m幅の値段と評判を解説

自宅の庭やベランダを手入れのいらない美しい緑の空間に変えたいと考えたときに、ハンズマンで販売されている人工芝を思い浮かべる方は少なくないでしょう。

近年、DIY人気が高まる中で人工芝の品質は飛躍的に向上していますが、ハンズマンの製品は特に「プロ仕様のサイズ展開」や「驚くほどリアルな質感」で注目を集めています。

しかし、いざ購入しようとすると、「自分の庭にはどのサイズが最適なのか？」「ネット通販と実店舗、どちらがお得なのか？」「カインズやコメリの製品と何が違うのか？」と、いくつもの疑問が湧いてきます。さらに、購入後の配送や実際に自分で施工できるのかという不安もあるでしょう。

この記事では、DIY経験のある私が実際にリサーチした情報を基に、ハンズマンの人工芝が選ばれる理由から、失敗しないための具体的な施工手順、さらには独自の切り売りシステムの活用術までを詳しく解説します。

ハンズマンの人工芝が選ばれる理由

ホームセンター業界の中でも、圧倒的な品揃えと「ないものはない」と言われるほどの在庫量を誇るハンズマン。その人工芝コーナーは単なる園芸用品の一部という枠を超え、まるで専門店のような充実ぶりを見せています。

多くのDIYユーザーや造園のプロから支持されている背景には、他社にはない独自の販売システムと、品質への飽くなきこだわりがありました。ここではハンズマンの人工芝がなぜこれほどまでに選ばれているのか、その秘密について深掘りしていきます。

10cm単位の切り売りで購入可能

ハンズマンの人工芝における最大にして最強の特徴、それは「10cm単位での切り売り販売」に柔軟に対応している点です。これはDIYにおける「材料のロス（無駄）」を劇的に減らす画期的なシステムです。

一般的なホームセンターやネット通販では、人工芝は「1m×5m」や「1m×10m」といった「定尺ロール（決まった長さ）」で販売されているのが通例です。

例えば、あなたの庭に必要な長さが「3m40cm」だったとしましょう。定尺販売のお店では、仕方なく「1m×5m」のロールを購入し、残りの1m60cm分は余らせてしまうことになります。これは単にお金が無駄になるだけでなく、余った人工芝の処分や保管場所にも困るという新たな問題を生み出します。

しかし、ハンズマンであれば「3m40cmください」と注文すれば、その長さでカットして販売してくれます。必要な分だけにお金を払えば良いため、結果としてトータルの材料費を大幅に抑えることが可能になるのです。

特に、庭の形状が複雑で様々な長さの芝が必要になる場合、この切り売りシステムの恩恵は計り知れません。

独自の幅展開「130cm幅」の衝撃

さらに驚いたのが、一般的な1m幅や2m幅だけでなく、「幅130cm」といった独自のサイズ展開が存在することです。実はこの「130cm」という幅は日本の住宅事情において絶妙なサイズ感なんです。

例えば、広めのベランダや家の周囲を囲む「犬走り」と呼ばれる通路部分。ここは1m幅だと寸足らずで隙間ができ、2m幅だとカットする量が多くて大変、というケースが多々あります。

しかし130cm幅があることで、こうした中途半端なスペースにも最小限のカットで綺麗に収めることができるのです。

このように、ユーザーの「もったいない」を解消し、ジャストサイズで提供してくれる姿勢こそが、ハンズマンが支持される大きな理由の一つと言えるでしょう。

リアルな質感に関する口コミや評判

「人工芝を庭に敷きたいけど、いかにもプラスチックっぽい偽物感が出るのは嫌だ」。これは人工芝を検討する誰もが抱く不安です。

かつての人工芝と言えば、鮮やかすぎる緑色で、光が当たるとキラキラと安っぽく反射してしまうものが主流でした。しかしハンズマンが主力として展開する「リアル人工芝」シリーズは、その名の通り天然芝の風合いを極限まで再現することに成功しています。

4色ミックスによる自然な色合い

そのリアリティの秘密はパイル（芝葉）のカラーリングにあります。単一の緑色ではなく、春の新芽のような明るい緑、夏のような深い緑、そして秋冬の枯れた芝を表現した「枯草色（ベージュや薄茶色）」のパイルを絶妙なバランスでミックスしています。

この「枯草色」が含まれていることで、地面の土の色とも馴染みやすく、遠目に見ると本物の天然芝と見分けがつかないほどの完成度を誇ります。

パイルの形状と「つや消し」加工

また、品質へのこだわりは色だけではありません。安価な人工芝はパイルの断面が平坦で、すぐに倒れて（へたって）しまいがちですが、ハンズマンで扱われる高品質モデル（特に35mmタイプなど）はパイルの断面が「C型」や「V型」などに加工されているものがあり、これにより踏まれても起き上がる復元力が備わっています。

さらに、表面には「つや消し加工」が施されており、太陽光や照明が当たった時のビニール特有の不自然な反射を抑えています。

口コミや評判を見ても、「近所の人に『いつの間に芝生を植えたの？』と驚かれた」「ホームセンターの製品とは思えないほど密度が高く、裸足で歩くと気持ちいい」といった高評価が多数見受けられます。

気になる値段と送料の目安

高品質で便利な切り売りができるとなれば、次に気になるのはやはり「お値段」ですよね。正直にお伝えすると、ハンズマンの人工芝はネット通販の最安値クラス（1m×10mで数千円といった激安品）と比較して単価は高めに設定されています。

しかし、品質と耐久性、そして送料を含めたトータルコストで考えると、コストパフォーマンスは非常に優秀です。

以下に、リサーチに基づいた主な製品の価格イメージと特徴をまとめました。（※価格は市場状況により変動するため、あくまで目安として捉えてください）

送料の「見えない壁」と実店舗の優位性

ここで注意しなければならないのが「送料」の問題です。人工芝、特に2m幅などの長尺物は、配送業界では「特大荷物」として扱われます。

ネット通販で「送料無料」と書かれていても、実際には商品価格に数千円の送料分が上乗せされているケースがほとんどです。また、北海道や沖縄、離島、あるいは一部の山間部では、配送自体が不可であったり、別途高額なチャーター料金（見積もり）を請求されるケースもあります。

2m幅ロールのメリットと配送方法

広いお庭をDIYしようと考えている方に私がおすすめしたいのが「2m幅」の大型ロールの活用です。ホームセンターの売り場では1m幅がメインで置かれていることが多いですが、ハンズマンではこの2m幅を積極的に取り扱っています。では、なぜ2m幅が良いのでしょうか。

継ぎ目が減る＝仕上がりが美しく、雑草リスクも減る

例えば、幅4mの庭に人工芝を敷く場合を想像してください。1m幅のロールを使うと、3本の「継ぎ目（ジョイント）」が発生します。一方、2m幅を使えば、継ぎ目は真ん中の1本だけで済みます。

継ぎ目は人工芝施工において最も難易度が高い箇所です。ここがズレると見栄えが悪くなるだけでなく、隙間から雑草が生えてきたり、強風でめくれ上がったりするリスクが高まります。

継ぎ目の数を物理的に半減できる2m幅は、プロのような美しい一枚岩の仕上がりを実現するための近道なのです。

運搬のハードルと軽トラ貸出サービス

しかし、2m幅には「運搬」という大きな壁があります。2m×10mのロールともなると重量は30kg～40kg近くになり、長さも2mあるため、一般的な軽自動車やセダン、コンパクトカーにはまず載りませんし、ミニバンでもシートアレンジによっては厳しい場合があります。

そこで活用したいのが、ハンズマンを含む多くのホームセンターで実施している「軽トラック貸出サービス」です。通常、免許証を提示すれば60分～90分程度無料で軽トラックを借りることができます。

購入前に自宅まで往復できるか、積載可能かを確認しておきましょう。また、荷下ろしは非常に重いため、自宅には必ず手伝ってくれる大人（できれば力のある方）を待機させておくことが必要です。

カインズやコメリの製品と比較

賢い消費者であれば、ハンズマンだけでなく、カインズ（CAINZ）やコメリ（KOMERI）といった他のホームセンターの製品とも比較検討されることでしょう。

各社それぞれに強みがあり、ターゲット層が異なります。ここでは、それぞれの特徴を整理してあなたが選ぶべき基準を明確にします。

カインズ（CAINZ）：機能性とデザインのバランス

カインズの人工芝は、プライベートブランド（PB）の開発力に定評があります。「遮熱加工（夏場に熱くなりにくい）」「防炎」「抗菌」「静電気防止」など、具体的な機能性を前面に押し出した商品が多いのが特徴です。

また、パッケージや売り場の見せ方もおしゃれで、女性やライトなDIYユーザーにも親しみやすいラインナップとなっています。「機能スペック」を重視するならカインズは有力な選択肢です。

コメリ（KOMERI）：圧倒的な価格訴求

全国に圧倒的な店舗数を持ち、プロ農家や職人の利用も多いコメリ。「K+BUILD」などのブランドで展開される人工芝は、とにかくコストパフォーマンスに優れています。

1m×10mのロールが驚きの低価格で販売されていることもあり、「とにかく安く、広範囲をカバーしたい」「裏庭の雑草対策ができれば質感はそこまで求めない」というユーザーには最強の味方です。

ただし、価格重視のモデルは密度やクッション性が控えめな場合があるため、現物確認は必須です。

ハンズマン：プロ品質と現場対応力

対するハンズマンは、「趣味性」と「プロ品質」に振り切っています。「2m幅の在庫」「10cm単位の切り売り」「超高密度なリアル人工芝」といった特徴は、他社のようなマス向けの効率化とは逆を行く、こだわり派向けのラインナップと言えます。

「一度敷いたら長く使いたい」「庭の見た目にとことんこだわりたい」「変形地なので無駄なく買いたい」というニーズに対しては、ハンズマンが圧倒的な正解となるでしょう。

ハンズマンの人工芝で失敗しない施工

最高の食材を使っても料理人の腕次第で味が変わるように、最高品質のハンズマンの人工芝を購入しても、施工方法が間違っていればその価値は半減してしまいます。

人工芝の施工は「一度敷いてしまうとやり直しが大変」な作業です。ここでは、失敗のリスクを最小限に抑え、プロ並みの仕上がりを目指すための施工手順とポイントを詳しく解説します。

初心者でもできる人工芝の敷き方

「自分にもできるだろうか？」と不安に思う必要はありません。正しい手順を踏めば、DIY初心者でも十分に美しい施工は可能です。重要なのは、芝を広げる前の「準備」に時間の8割を割くことです。

STEP 1：徹底的な整地（下地作り）

人工芝の仕上がりは下地で決まると言っても過言ではありません。まずは施工場所の雑草を根こそぎ抜き取り、石や異物を取り除きます。その後、地面を平らにならしていきます。

もし地面が凸凹のままだと、人工芝を敷いた後に水たまりができたり、歩いた時に違和感を感じたりします。

ポイントは足で踏み固める（転圧する）ことです。レンガやブロックを使って叩き、地面をカチカチに固めてください。水はけが悪い場所なら、川砂などを入れて勾配をつける工夫も必要です。

STEP 2：防草シートの敷設

「人工芝があるから防草シートはいらないのでは？」というのは大きな間違いです。人工芝には水抜き穴が開いており、そこから光が入って雑草が生えてくる可能性があります。必ず耐久性の高い防草シートを隙間なく敷き詰めましょう。シート同士は10cm程度重ね合わせ、専用のテープで隙間を塞ぎます。

STEP 3：仮置きと「裏からの」カット

いよいよ人工芝を広げます。実際に敷く場所に仮置きし、位置を調整します。余分な部分をカットする際は、必ず「人工芝を裏返して、基布（黒いシート）の方からカッターを入れる」のが鉄則です。

表から切ると、せっかくのパイルまで一緒に切ってしまい、仕上がりが汚くなります。裏からカッターの刃を入れればパイルを傷つけずにベースだけを切ることができます。

STEP 4：固定とブラッシング

位置が決まったらU字ピンで固定し、最後に梱包で寝てしまっていたパイルをデッキブラシなどで起こしてあげれば完成です。

ズレを防ぐ固定ピンの選び方

人工芝を地面にしっかり固定するために欠かせないのが「固定ピン（U字ピン）」です。ハンズマンの売り場に行くと、長さや色、形状の違うピンが沢山並んでいますが、選び方にはコツがあります。

長さは15cmが基準

基本的には長さ15cm程度のU字ピンを選んでください。10cmだと短すぎて強風で抜ける恐れがあり、20cm以上だと地面の中に石や配管などの障害物がある場合に打ち込めないことがあります。15cmが最も汎用性が高く、固定力も十分です。

色と打ち込みのコツ

ピンの頭頂部が緑色に塗装されているものを選ぶと、人工芝の色に馴染んで目立ちにくくなります。打ち込む際はパイルを巻き込まないように注意し、ハンマーで地面までしっかりと打ち込みます。もし途中で石に当たって入らなくなった場合は、無理をせず少し位置をずらして打ち直しましょう。

打つ間隔は、外周（端っこ）は50cm間隔、内側は1m間隔程度を目安にします。特に風の影響を受けやすい「めくれやすい場所」には多めに打っておくのが安心です。

防草シートなど必要な副資材一覧

人工芝の寿命を延ばし、快適な状態を維持するためには、本体以外にも揃えるべき「副資材（エコシステム）」があります。これらは全てハンズマンの店舗で揃えることが可能です。買い忘れがないよう、チェックリストとして活用してください。

• 高耐久防草シート：これがなければ始まりません。薄手の安物ではなく、デュポン社のザバーンやそれに準ずる高密度不織布タイプを選ぶと、雑草の突き抜けを長期間防げます。
• 人工芝用ジョイントテープ：芝と芝を繋ぐためのテープです。片面粘着タイプと両面粘着タイプがありますが、初心者には「片面ワイドタイプ（幅15cm以上）」が扱いやすくおすすめです。強力なブチルゴム系の粘着材が使われているものを選びましょう。
• 硅砂（けいさ）：これは「あってもなくても良い」と思われがちですが、個人的には入れることをおすすめします。人工芝の上から硅砂を撒くことで、その重みで芝が安定しズレ防止になります。また、砂がパイルの根元に入り込むことでパイルが立ち上がりやすくなり、保冷効果も期待できます。1平方メートルあたり数キログラムを目安に撒きましょう。
• 大きめのカッターと替え刃：人工芝の基布は非常に頑丈です。文房具用の細いカッターではすぐに刃が折れたり切れなくなったりします。しっかり握れる大型のカッターと、多めの替え刃を用意しましょう。

経年劣化とメンテナンスの注意点

ハンズマンの高品質な人工芝であっても、永遠に新品の状態が続くわけではありません。紫外線や雨風、歩行摩擦によって徐々に経年劣化していきます。しかし適切なメンテナンスを行えば、その美しさを5年、10年と長持ちさせることができます。

パイルの「寝癖」を直す

最も多い劣化症状は「パイルが寝てしまう」ことです。特に人がよく歩く場所や、テーブルなどを置いていた場所はペシャンコになりがちです

。これを直すには、定期的にデッキブラシ（ナイロン製の硬めのものがおすすめ）を使って、パイルの向きと逆方向（逆目）に力強くブラッシングしてあげることです。空気を含ませるように起こすことで、ふんわり感が復活します。

掃除と禁止事項

落ち葉やゴミは、竹箒やブロワーを使って掃除します。掃除機を使うこともできますが、砂や小石を吸い込んで故障の原因になることがあるので注意が必要です。

絶対にやってはいけないのが「火気の使用」です。防炎機能がついている製品でも、「燃え広がらない」だけであって「溶けない」わけではありません。

花火やバーベキューの炭が落ちると、その部分が一瞬で溶けて黒く固まってしまいます。補修は非常に手間がかかるため、人工芝の上では火を使わないのが鉄則です。

ハンズマンの人工芝で理想の庭造り！

ここまでハンズマンの人工芝について、その独自の魅力や選び方、そしてプロ並みの仕上がりを実現するための施工ノウハウを解説してきました。

2m幅の大型ロールによる継ぎ目のない美しい景観、切り売りシステムによる無駄のないコスト管理、そして何より本物と見紛うほどのリアルな質感。これらは、あなたの庭やベランダを劇的に変えるポテンシャルを秘めています。

もちろん、ネット通販でワンクリックで購入する手軽さも魅力的ですが、長く使うものだからこそ失敗はしたくありません。

ぜひ一度、お近くのハンズマン店舗へ足を運んでみてください。実際にサンプルを手で触り、靴で踏んでみて、その感触を確かめる。そして店員さんに配送や施工の相談をしてみる。その「体験」こそが、納得のいくお買い物の第一歩となるでしょう。

この記事があなたのDIYプロジェクトの成功に役立ち、一年中鮮やかな緑が楽しめる理想の空間づくりにつながることを願っています＾＾